20代だろうが貯金に年代は関係ない
貯蓄、つまりお金を貯めるにはいくつかの方法がある。職業や生活環境など、やり方は人それぞれであり万人に共通する方法なんてものは基本的にありえない。だから、書店で売っている「お金を貯める系の本」というのは完全にあなたの教科書となってくれる可能性は極めて低いということだ。
そこに着目し、それをビジネスとしている会社や個人もたくさいる。たとえば、ファイナンシャルプランナーがそれにあたる。彼らは、お金の知識が乏しい人たちからいくらかのお金を受け取り、生計を立てている。
世帯収入が年間500万円以下の家族の場合は数万円～数十万円で相談にのり具体的な解決策を提示する。とても簡単な仕事だ。または、億を超える資産をもっている顧客からは「資産運用」というカタチで年間数十万円～数百万円を受け取っている。億万長者たちからしても、数百万円を払い、お金のプロに任せているだけで資産が年々数千万円、数億円と増加していくので両者win-winというわけだ。
さて、気がついたかもしれないが、FP（ファイナンシャルプランナー）に払うお金があるのなら、それをせっせと貯金に回したほうが賢明というのは説明の必要がないだろう。
日本人の9割以上の成人はお金に関する知識がほとんどない。そして、年収の大きい少ないはあまり関係がない。億を超える資産をもっていようが、FPに運用を任せているのであれば、所詮その程度の知識しかもっていないということになる。
会社員向け
1.節約する
2.固定費を抑える
3.出世して勤め先からの手取り額を増やす
4.別の収入をつくる
5.貯めたお金を増やす
自営業・経営者向け
1.節約する
2.固定費を抑える
3.売上を増やす
4.顧客単価を上げる
5.経費と税金について学ぶ
6.貯めたお金を増やす
僕は、手取り18万円のサラリーマンでありながら、自分のビジネスをいくつかもっている。なので、会社員としてのお金の知識に加え、起業家としてのお金の知識も持ち合わせている。その両方の視点からみると面白いことがわかる。ほとんどの人が勘違いしていること、それは「収入を増やせばいい」と思っているということだ。
収入がいくら増えてもなにも解決しないというのに…。
覚えておいてほしいことは「お金を稼ぐこと」と「お金の知識」は別物だということだ。大切なのは今月入ってくるお金をどう扱うかなのである。
学校の授業でいえば「体育」と「算数」くらい違う科目なのだ。
お金を稼ぐことが得意なことと、体育が得意なことは似ている。
お金の知識があることと、算数の知識があることは似ている。
そして、算数の知識は一度身につけてしまえば一生忘れることはないうえに、応用問題も解けるようになる。
ここで大切なのはお金に関する基本を身につけること。それが1000万円の貯金につながるのだ。
ここでもう一度、1000万円を貯める方法をおさらいしてみよう。
会社員向け
1.節約する
2.固定費を抑える
3.出世して勤め先からの手取り額を増やす
4.別の収入をつくる
5.貯めたお金を増やす
自営業・経営者向け
1.節約する
2.固定費を抑える
3.売上を増やす
4.顧客単価を上げる
5.経費と税金について学ぶ
6.貯めたお金を増やす
収入を増やすことは大事ではない。今月入ってくるお金をどう管理するかが大切なのだ。つまり、会社員にしろ自営業・経営者にしろ「節約する」「固定費を抑える」「貯めたお金を増やす」ということができなければ一生その生活から抜け出すことはできないし、1000万円を貯金するなんてことは控えめに言ってもきっと難しいだろう。
「パーキンソンの法則」という行動心理学の法則があり、収入が増えるとどんな人でも支出が増えてしまうという法則がある。年収300万円なら300万円の生活をするし、年収1000万円なら1000万円の生活をしてしまう。収入が増えると、値段の高い車に乗り、広い家に引っ越し、外食の回数が増え、洋服の値段も上がる。前から欲しかった家電を買い、新しいソファを購入したくなる。ブランド物のバッグをもう一つ手に入れ、風俗店に行く回数が増える。
とてもとても大切なことなのでもう一度ここでいおう。
収入を増やすことは大事ではない。今月入ってくるお金をどう管理するかが大切なのだ。
節約する」「固定費を抑える」「貯めたお金を増やす」ということができなければ一生その生活から抜け出すことはできないし、1000万円を貯金するなんてことは控えめに言ってもきっと難しいだろう。
